店主の想い

僕がNUMBER ONEを始めたきっかけがX JAPANとの再会でした。
僕は中学生の時にX JAPANに出会い、そこから音楽が好きになりました。

将来は音楽で飯を食べていきたいと考えたこともあるぐらい音楽にのめり込みました。
高校生の時にアルバイトで稼いだお金はCDを買うお金に消えていました。 とにかく激しいバンド、刺激を求めていました。
CDショップに行けば1日中そこにいて、かっこいいCDジャケットがあれば一か八かジャケ買いしていました。
ジャケ買いしてかっこいいバンドを見つけたときの感動。
今の時代には得られない感動です。
そのCDを友達に紹介して友達も気に入ってくれたときの高揚感。なんとも言えない感動がありました。
あのときは同じような音楽を好きな仲間が集まり、夜通し音楽の話をしていました。

僕の仲間にX JAPANのコピーバンドをしてる人がいて、Art of Lifeという30分ある曲をライブでやったぐらいの変態バンドがいたけど、そんな仲間のバンドにも僕はステージに立つと負けないと思っていた。
演奏力もない下手くそバンドだけど、ライブにかける気合いと情熱は負けていないと思ってた。今思えば若かった。

でも、なんだかわからないけど自信はあった。

根拠のない自信だけで誰にも負ける気がしなかった。無敵だった。
そんな青春時代を過ごした僕も大人になり20代後半に差し掛かった時には夢より仕事を優先して音楽のことを忘れていった。
あれだけ持っていたCDや楽器や機材も、音楽に関わるものすべてを売り払った。もう音楽のことは忘れよう。そう思っていた。
仕事に没頭していた僕だけど、なにか満たされない日々を過ごしていました。(pure soul状態) 仕事で抱えたストレスをキャバクラで発散していたこともありました。どれだけ稼いでも心が満たされず、その穴を埋めるために散財。 自分が何をしたいのかわからずに生きていました。

そんなときです。 たまたまYouTubeでX JAPANの「JADE」を見ました。

衝撃を受けました。 その当時の僕はX JAPANが復活していたことも知らず、SUGIZOがX JAPANのメンバーになっていたことも知りませんでした。
ひさしぶりに見たX JAPANがかっこよくて、また音楽を好きになりました。

この気持ちを分かち合える仲間がほしい。

だけど、僕のまわりには音楽好きな仲間がいなくなっていました。
同じ思いを持った人が集まる場があれば、また10代の時のような仲間が集まってくるのではないか?
その思いでBarを始めることを誓ったのです。

だけど、 こんなBarをやりたいと人に話すと 「そんなのうまくいかない」 「すぐにつぶれる」 ほとんどの人は僕の考えが甘すぎると否定的な意見をしてきました。

たしかに、うまくいくと思えない。
赤字の月も続くだろう。 だけど、どうしてもやりたかった。
やりたいことが見つかったのに、何もせずに諦める方が難しかった。
やってみてうまくいかなかった方が諦めがつく。
そんな思いでNUMBER ONEをオープンすることにしました。

お店をオープンしてからも順調にはいきませんでした。 昼間10~17時までアルバイトして、夕方は18~22時までまた別のところでアルバイトして、 NUMBER ONEは23~5時まで営業していました。
家に帰る暇もないのでお店で寝てました。 それでも、お店は赤字でお客さんの来ない日々が続いてました。
それでも諦めずにお店を続けてきたのは、好きな音楽を語り合える仲間がいたから、初めて会った人でも共通の音楽が好きということですぐに仲良くなれた。

この場があったから出会えた仲間がたくさんいます。 本当に続けてきてよかったと思います。
それでもこのコロナ渦で諦めようと思ったことは何度もありました。赤ちゃんができて、高齢出産、子育て、ただでさえ不安な中、正体不明なコロナウイルス。 一度、お店を閉めて落ち着いてから再開するということも考えました。完全にお店を閉めて就職することも考えました。
家族を養うために夢を諦めて就職する選択もありました。

だけど、ふと思ったのです。子供が大きくなったときに 「お父さんはやりたいことがあったけど家族を養うために諦めたんだ」と子供に言うことになるのではないか?そんなことを言われた子供は親を尊敬できるだろうか?

僕の考えは違った。 僕が子供の立場なら親には 「お父さんはやりたいことがあったけど家族を養うために昼間も働いてなんとか家族を養う分はがんばって稼いで、家族に迷惑をかけることにあったけど、だけど、諦めずにやりきった結果。

お父さんは夢を叶えることができた。
だから、もしやりたいことがあるならお父さんは子供の夢は全力で協力するし応援するよ」 と言ってもらいたい。

僕は親として子供には夢が叶うんだ。と、親が夢を叶えている姿を見せてやりたいと思っています。 子育てと両立しながら このコロナ渦で大変な状況ではありますが 諦めずに負けずにがんばろうと思います。

これからも応援よろしくおねがいします。

NUMBER ONE 爆発寸前的酒場
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